【体験談】メリットしかなかった!? 一度は必要ないと思った屋号をやっぱりつけてみた結果
フリーランスには必ず屋号が必要なのかな?
結論的に言えば、屋号は必ずしも必要ありません。屋号なしの開業も可能です。
でもメリットも多いので、屋号をつけた方が良いのも事実だと思います。
以前、僕はしばらく屋号をつけない方向で考えていましたが、結局は屋号をつける選択をしたのです。
今回はその理由と結果をお伝えします。
一度は必要ないと判断した理由
フリーランスで頑張ろうと思った頃、屋号をどうしようかと悩んだ時期がありました。
調べてみたところ、メリットも多く、屋号をつけた方が良いんだろうなあと思っていました。
でも、とある理由でしばらく様子を見ていたのです。
屋号による仕事の幅を狭める可能性
良い名前が浮かばないとか、理由は様々ありましたが、一番の理由は、その屋号名から事業を想定されて仕事の幅が狭くなるのは嫌だなあと思ったからです。
以前にも書きましたが「よしきデザイン事務所」だと、デザイン以外は専門外だなと思われてしまうのではないか?
そんなことを考えていました。
様々なジャンルのチャレンジしてからでも遅くはない。
そう思ったのです。
その頃に書いた記事はこちらをどうぞ。
屋号が必要になったわけ
しかし、しばらくしてからその考えは変わりました。
それは実際に屋号なしで活動し始めると不都合な部分があったからに他なりません。
どんな不都合があったのか。
それを以下にご説明します。
クライアントへの印象
とある仕事のお話を受けさせいただいた時のお話です。
WEBサイトの制作のご相談をいただき、内容を打ち合わせ、お見積もりも了承いただき、いざ制作にかかろうと思った時、クライアントから
「屋号はないのですか?個人名への口座だとお振込の際にあまり良くないのですが・・・」
と言われてしまったのです。
詳しくお話を聞くと、商工会議所などを通す補助金を使用するので、個人口座への振込になってしまうとちゃんとした業者かどうか疑問に思われてしまうかも知れないとご説明いただきました。
なるほど、公的な機関や大きな企業だと個人口座への振込を躊躇されることもあるんだ。その時はじめて知りました。
お金の管理を明確にしたかった
もう一つは、お金の管理です。
フリーランスで活動する場合、報酬の振込先はもちろん自分の個人口座にする場合もあるでしょう。
でも、今まで使用していた口座を使うと、プライベートなお金、事業用のお金の二種類を分けることが難しいのではないかと考えました。
そう思うと、事業用の口座、できれば公私を分けるためにも屋号付きの口座を用意する方がベストじゃないかと思ったのです。
もちろん上で述べた通り、個人口座では良くないと思われるクライアント向けにも開設した方が良い。そう判断しました。
屋号を付けてみてどうなったか
以上のようなことから、屋号をつけることにしました。
それはそれは結構悩みまして・・・(笑)
ここでは屋号の名前は伏せさせていただきますが、結局は事業が分かる名称ではなく、自分の考えやスタンスを表現し、かつ耳に残りやすい屋号としました。
いつかはここでもお伝え出来ればよいなと思います。
そしてその屋号をつけた影響は徐々に出てきている。そう感じています。
クライアントへの信用度アップ
屋号をつけると、グッと会社感が増します。
実際には会社ではないしフリーランスなのですが、ちょっとした会社かと思っていただく方もいらっしゃいました。
また、屋号付きの口座を持ったことによって信用度はアップしたように思います。
請求書などにも屋号付き口座を記載出来るのは大きなメリットになります。
特に僕の場合は、地元の中小企業が利用することの多い信金さんで開設したので、より信頼度がプラスされたのではないでしょうか。
このあたりの経緯に関してはまた別途お伝えします。
きちんとした組織だと思ってもらえる
上で述べたことと近くなりますが、屋号付きの名刺を見ていただくと初見の方は個人のフリーランスではなく会社かなと思っていただくこともありました。
これがメリットになる時もあれば、その逆もあるかも知れません。
でも、個人名で活動しているよりは、ビジョン、志をもって活動している人だなと思っていただける方もいらっしゃるようです。
以上のことからも屋号をつけて良かったな。やっぱりメリットの方が大きい。今ではそう思います。
まとめ
屋号は考えるのが大変ではありますが、お金がかかることもでないですし、やはりメリットが大きいと思います。
つけた屋号を大事にして、いつかはその名前で法人化。そんな夢も広がりますね!
もしフリーランスになるにあたって屋号に悩んでいらっしゃるのであれば、ぜひ屋号を持つことをオススメします。
メリットばかりですよ!
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