フリーランスで再就職手当をもらうまでの一連の流れ

会社を退職し、転職を悩みながらもフリーランスとしての道を選んだ結果、再就職手当を手にすることが出来ました
もともとフリーランスを目指して活動をはじめていた方は別ですが、受給条件が合うのであれば絶対に申請した方がお得な制度ですよ。

再就職手当を申請した具体的な書類や条件は以前にも記事にしましたが、今回は一連の流れを分かりやすくまとめましたのでご参考にしてください。

再就職手当支給までの流れ

退職する

それまで勤務していた職場を退職します。
退職する理由にもよると思いますが、フリーランスとして前の職場の仕事関係から受注できる可能性もあるので、極力穏便に退職することをオススメします。

退職すると離職票、源泉徴収票を送ってもらいましょう。
可能な限り早く受け取れるように、前の職場にお願いしておくことも忘れずに。

ハローワークで雇用保険(失業手当)の申請をする

退職して離職票などが手元に届いたら管轄のハローワークに行き、雇用保険(失業保険)の申請をします。
その際に必要になる種類は以下の通りです。

・離職票
・マイナンバーカードなどの個人番号確認書類
・身元確認書類(免許証など)
・縦3.0cm×横2.5cmの写真 2枚
・印鑑
・本人名義の預金通帳又はキャッシュカード(一部指定できない金融機関があります。ゆうちょ銀行は可能です。)

以上の書類を揃えてハローワークに行き、指示に従って手続きをしましょう。

雇用保険説明会に出席する

雇用保険の申請をすればハローワークから雇用保険に関する説明会の日時を指定されますので、必ず出席しましょう。

※現在は新型コロナウィルスの影響で開催されない場合があるようです。その際は担当者の指示に従いましょう。

求職活動をする

大前提として雇用保険(失業手当)は就職する意思があるのに就職できない状況である人への手当ですので、求職活動をしなければなりません。

ハローワークで紹介してもらっても良いですし、転職エージェントを利用しても構いませんが、指定された失業認定日までの間に2回活動をし、それを報告することになります。

フリーランスになる意思を担当者に伝える

フリーランスになると決めたら担当者にその旨を伝えます。
雇用保険(失業手当)は、自営、フリーランスになることを検討した時点で受給資格を失いますので、担当者に伝えた時点で給付が終わりますので十分に考えてから決断しましょう。

フリーランスになる意思を伝えたなら、再就職手当を申請する意思があることも同時に伝えましょう
基本的に必要な書類や申請の流れを教えてくれるはずです。

開業届を提出

フリーランスで再就職手当を受給するにはいくつかの条件と書類が必要になるのですが、必ず必要になるのが開業届けです。

開業届は一見難しいように感じますが、無料で利用できる「開業freee」などを使えば、かなり簡単に書類を制作することが可能です。

開業freee」については改めて体験談を書こうと思っていますが、便利すぎるサービスです!多くの方が利用しているのではないかと思います。

用意した書類が出来上がれば管轄の税務署に提出して、無事に受理されれば終了です。

1年間継続が見込める書類を集める

再就職手当の条件に「1年を超えて事業を安定的に継続して行えることがわかる資料」の提出があります。
これを揃えるためには少し手間がかかりますが、具体的には以下のような書類です。

A)営業許可証などの許認可の分かる書類の写し
B)事業所等にかかる賃貸借契約書の写し
C)事業開始のための経費が確認できる領収書の写し(安価なものを除く)
D)事業計画書
E)公的機関・金融機関から融資を受けた場合はその事実の確認ができるものの写し
F)現在の取引状況等の一覧表
G)その他(納品書・請求書・発注書など)
H)申請者本人の職務経歴書(資格、技能、過去の職務経験を活かした自営の場合)
I)資格技能のわかるもの免状(資格、技能、過去の職務経験を活かした自営の場合)
J)採用した労働者の出勤簿・労働者名簿・雇用契約の写し(人を雇う場合)
K)請負契約書(他の事業主と契約を結ぶ場合)
L)フランチャイズ契約書

具体的にどのようなものを揃えたらいいのかはこちらをご参考ください。

ハローワークに申請、審査

書類が揃ったならハローワークにて申請します。
基本的にはその時に担当者のチェックが入りますので問題があれば指摘されると思いますが、受理された後1ヶ月の審査期間があります。
この期間で書類不足な場合は都度連絡が入ります。

その期間が過ぎると、その後まだ事業を継続しているかどうかの電話確認を経て最終結果が通知されることになります。

再就職手当が支給される

電話確認後、約1週間ほどで合否の最終結果が郵送で通知されます。
そこで合格していれば、そこからさらに1週間ほどで指定の口座に再就職手当が支給されます。

※期間は管轄のハローワークによって異なるようです。

まとめ

以上がフリーランスで再就職手当をもらうまでの一連の流れです。
一般企業に就職した時にだけもらえるイメージの再就職手当ですが、僕のように条件が合えばフリーランスでも申請可能な制度です。
フリーランスになった直後は安定した収入も得難いので、ぜひ活用したいところですね。